はつかいち福祉ねっと通信No.37 はつかいち福祉ねっと全体会 今年度第1回目のはつかいち福祉ねっと全体会を7月7日(金)にあいプラザ多目的ホールで開催しました。 【プログラム】 午 前:きらりあ活動報告、ステージ発表(『RE-START』徳政宏一さん)、はつかいち福祉ねっと各部会報告、行政報告、事業所紹介(リバティーはつかいち、ハートフルあまの、スマイリー)、 昼休憩:事業所製品の展示販売、『えほん障害者権利条約』朗読DVD上映 午 後:研修「すべての福祉の道は「地域福祉」に通ず」     講師:NPO法人ふくし文化塾はつかいち 副理事長 蛯江 紀雄 氏 午前中のステージ発表では、『RE-START』徳政宏一さんの素敵なサックス演奏を聴かせていただきました。 事故にあわれてから、サックスを再開されるまでの心の変化についてお話していただき、会場からは、「徳政さんの行動力にパワーをもらえますね。」「徳政さん素敵でした!!」等の感想が寄せられました。 昨年度の取り組みと今年度の取組計画について部会の代表者のみなさんにご報告いただきました。 昼休憩には、事業所の作品・製品の展示販売と「障害者権利条約の絵本」の朗読DVD上映をおこないました。 会場でおしゃべりしながら、購入した商品が食べられたりと楽しいひと時を過ごされていました。 午後からの研修では、NPO法人ふくし文化塾はつかいち 副理事長 蛯江 紀雄 氏に「すべての福祉の道は「地域福祉」に通ず」ご講演いただきました。 戦後の福祉の歴史を踏まえつつこれからの福祉についてご講演いただきました。「福祉の流れがよく分かり、歴史は今を学ぶために必要であることがしっかり理解できました。」「行政まかせの所がありましたが、地域とのつながりがとても大切だと思いました。」といった感想をいただき、とても良い学びになったのではないかと思います。 計画推進会議 9月28日(木)に、今年度はじめての計画推進会議を開催しました。 今年度の計画推進会議では、平成30年度から施行される「第5期廿日市市障がい福祉計画」「第1期廿日市市障がい児福祉計画」に重点を置き、各部会からの新たな地域課題の共有と福祉計画策定の進捗状況の確認をしていきたいと考えています。 今回は、最初に市から「第3次廿日市市障がい者計画」の進捗にかかわる説明がありました(「手話言語・コミュニケーション条例の制定」や「障害者差別解消支援地域協議会の設置」など)。 その後、「第4期廿日市市障がい福祉計画」については、見込量に対する実績と点検・評価について報告があり、「地域生活支援拠点の整備については、平成29年度末までに整備し平成30年からの事業開始に向けて事業を進めている。」「共同生活援助(グループホーム)への建設費・工事費の1部助成や土日祝日の報酬体系等の研究をしている。」などの方策についても説明などがありました。 続いて「第5期廿日市市障がい福祉計画」「第1期廿日市市障がい児福祉計画」の策定についての“計画の位置づけ”“成果目標”などの説明がありました。 主な見直しのポイントとしては、精神障がい者にも対応した地域包括ケアシステムの構築と新たに障がい児福祉計画が策定されることがあげられました。 出席されている方からは、「避難行動要支援者避難支援制度の進捗状況がどのようになっているのか」「これまで障害福祉サービスを利用してきた人が65歳になった時に介護保険に移行しなければならない課題、いわゆる65歳問題がある。費用の負担やサービスの内容の変更により生活に影響が出てくる人もいる。そのような課題があることも考慮して計画を作成してもらいたい」などの意見が出されました。 はつかいち福祉ねっとでは、11月30日、2月1日の計画推進会議で共有できるよう各障がい別会議などで意見をまとめています。 障がい別会議 身体障がい部会 7月27日(木)、おりづる出前教室(in広島ひかり園)を開催しました。今回は在宅で生活している当事者の方も広島ひかり園を訪問し、入所者のみなさんといっしょにレクリエーションスポーツを楽しみました。 ボール送りでウォーミングアップをした後、カローリングのジェットローラーを使ってのペットボトルボウリング、ディスゲッター、野菜の名前を使ったビンゴゲームなど、いつものレクリエーションスポーツにひと工夫加えられた競技に挑戦。身体も心もリフレッシュ!みなさん、とても素敵な笑顔でした。 知的障がい部会 知的障がい部会では、5月10日(水)にHanaと花舎(就労継続支援B型事業所)を見学しました。園芸作業を中心に利用者のみなさんが役割分担し、広い敷地の中でのびのびと作業をされている様子を見ることができ勉強になりました。  9月7日(木)には、事業所の利用者のみなさん含め40名で、あいプラザ消防訓練(防災プロジェクト企画)に参加しました。参加された方からは「消火器、消火栓を使って消火訓練等ができて勉強になった。」「点呼が早くできた。」「もっと多くの障がいのある本人たちに参加してほしい。」等々の感想をいただきました。 精神障がい部会 ゆっくり無理なくできる体操を教えてもらおう!ということで、今年度のおりづる出前教室は、ゆったり体操を中心に、ボッチャ、風船バレー、ビーンボウリングの4種目にチャレンジしました。 参加者は26名。ゆったり体操はゆっくりじわじわ日頃使わない筋肉を動かし、対戦競技は笑いの中にも真剣勝負あり。 参加されたみなさんからは、「体がほぐれて気持ち良かった。」「みんなが楽しめるゲームでよかった。」等の感想が聞かれました。 こども部会 こども部会では、長期休暇中の余暇活動の場づくりに取り組んでおり、7月28日(金)、8月18日(金)に「夏休み工作教室」、7月26日(水)、8月7日(月)に「スポーツ吹矢づくり&体験教室」を開催しました。 友和の里さんと共催させていただいた「夏休み工作教室」では、“まな板でDIY”と“リメイク缶づくり”を行いました。くぎ打ちやスポンジを使っての色塗り等、なかなか思いどおりにはいかない工程もありましたが、大人の手助けやアドバイスを受けながら、最後までがんばって作品を完成させることができました。 毎年、準備から会場の提供、送迎まで、色々と協力してくださっている友和の里さんに感謝です♪ そして、今年度で2回目の「スポーツ吹矢づくり&体験教室」では、午前中に、塩ビパイプでオリジナルの吹矢をつくり、スポーツ吹矢の体験をしました。午後は、練習後の個人戦、チーム戦で真剣勝負!そして、表彰式で賞状やメダルをもらい、拍手を送り合いました。 福祉就労ワーキング 福祉就労ワーキングでは、協働の取り組みとして市役所・大野文化ゾーンでの販売、商工はつかいち封入作業、市役所ロビーショーケース展示、info表参道委託販売、アンケート入力作業を継続して行っています。 事業所商品カタログについては、商品情報を集め、分かりやすく、商品の魅力が伝わるカタログへと更新したいと思っています。 7月7日(金)の全体会では7事業所が参加して販売を行いました。 参加された事業所からは、「毎年楽しみにしている」「他の事業所のみなさんと交流ができた」「準備の時に、いろいろな情報が聞けて良かった」などの感想がだされていました。   特別支援学校進路ワーキング 8月25日(金)に廿日市特別支援学校にて、今年度第2回特別支援学校進路ワーキングを開催しました。 参加者は、市内通所系事業所13事業所、市外通所系事業所2事業所(オブザーバー参加)、廿日市特別支援学校、廿日市市在住の生徒が在籍する市外の特別支援学校(広島南特別支援学校・広島西特別支援学校)、ハローワーク廿日市、広島西障がい者就業・生活支援センターもみじ、廿日市市障害福祉課、廿日市市障がい福祉相談センターきらりあでした。 第1部では各事業所・学校の情報共有を行い、第2部では廿日市特別支援学校と、市内通所系事業所・関係機関で進路調整を行いました。 毎年の夏休み期間中に開催するこのワーキングで通所系事業所と市外の特別支援学校が一堂に会することで特別支援学校の生徒の進路調整がスムーズに行なえるようになっています。今後も現状の課題や疑問点等について意見交換を行っていきたいと考えています。 発達支援部会 5月16日(火)に発達支援部会を開催し、今年度の取り組みについての協議や情報交換を行いました。引き続き、ポジティブライフガイドの配布、「心をつなぐサポートファイル結愛」の普及啓発を行いたいと思います。 児童発達支援センター、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所、相談支援事業所の職員さんにご出席いただく障がい児支援関係事業所連絡会を定期開催しています。 6月15日(木)には、会場を提供していただいた広島西こども発達支援センターくれよんの施設見学をした後、職員さんから説明を聞きました。 将来を見据えた放課後・長期休暇の支援について」と題した研修では、橘恵さん(特別支援教育士)に事例を交えながら障がい特性や発達状況に応じた支援、アセスメントの重要性等についてわかりやすくお話しいただきました。 10月19日(木)には、末岡信子さん(学校指導課 指導主事(グループリーダー))に特別支援学級・通級指導教室の現状や就学までの流れ、特別支援学級の教育課程等について詳しくお話しいただきました。 出席された方からは「行政の最新情報が聞けて助かる」「研修では、初めて教えてもらう内容が多く、とても勉強になった」等の感想が寄せられました。今後も情報交換や研修等を行い、事業所同士の交流や支援の質の向上につながればと考えています。 余暇活動支援ワーキング 5月31日(水)に“ななうら丸deクルージング”を開催しました。 昨年度までは“みやじま丸deクルージング”でしたが、5年目となる今年度は、就航したばかりのピカピカの“ななうら丸”でクルージングができることとなり、企画名もリニューアル。行き先は昨年と同様の呉でした。 行きには、浮上していた潜水艦の船員さんに手を振ることができました。 呉では、大和ミュージアムや鉄のくじら館の見学、食事などを団体、事業所ごとに楽しみました。 帰りは、宮島フェリーさんのご厚意により航路変更していだだき、絵の島など行きとはちがった景色を楽しむことができました。 広島ひかり園の方(参加者代表)からJR西日本宮島フェリーのスタッフさんへの“手作り感謝状”贈呈や、『FMはつかいち船上リポート』もありました。参加された皆さんからは、感謝の言葉と共に「楽しかった。」「とてもよかった。」等の声をいただきました。JR西日本宮島フェリーのスタッフさん(行き)、ねっとの有志(帰り)による島ガイドもとても好評でした。 9月2日(土)には、この後に続く企画の資金作りのために、「くさのみ祭り」でバザー出店をさせていただきました。 「豚串3本200円」は飛ぶように売れ、あっという間に完売。収益は、1月13日(土)に開催を予定している「みんなの防犯教室&広島県警察音楽隊コンサート(さくらぴあ大ホール)」、2月10日(土)「カローリング交流会(サンチェリー)」に活用させていただきたいと思っています。 みなさんのスケジュール帳に予定を入れておいてください。 訪問介護事業所連絡会 5月23日(火)午後、6月13日(火)夜間に救命救急の講習会を開催しました。 両日合わせて18名のヘルパーさんが、心肺蘇生やAED使用方法、異物除去法など、日頃の業務で活用できそうな救命方法を実際に体験しながら学びました。 今後も、ヘルパーさんのスキルアップの為に、部会では介護技術に関する講習会や発達障がいについての研修を企画していきます。 防災プロジェクト 9月7日(木)、今年度もはつかいち福祉ねっとのみなさんに声をかけ、あいプラザ消防訓練に参加しました。 当日は、あいにくの雨模様でしたが、福祉事業所を利用している障がいのある人、スタッフ、ご家族等約50名の方にご参加いただき、建物からの避難、水消火器や消火栓を使っての消火活動を体験しました。 火災発見から避難完了までに要した時間は8分。 避難時間は、昨年より1分短くなっており、くり返し訓練することの大切さをあらためて感じました。 地域生活支援システムプロジェクト 昨年9月から月1回ペースで協議を重ねてきた「地域生活支援システムプロジェクト」ですが、今年度に入ってからは、少人数で議論を深めるため、新たに、プロジェクトメンバー21人の中から選出された9人で「ワーキング」を設置しました。 ワーキングで検討した内容に対して、プロジェクトからの意見をもらうという仕組みへとリニューアルしたことで、昨年度以上に重層的な議論ができるものと期待をしています。 そして、今年度の取組の柱としていた「事業者のみなさんとの調整」もスタートさせました。 まずは、7月10日(月)に地域生活支援システムに係る「事業者説明会」を開催しました。 参加くださった15事業者の方たちからは、取組に前向きなご意見をいただくことができました。 その後、7月31日(月)、9月12日(火)には、「参加事業者調整会議」を開催し、地域生活支援システムプロジェクトにご協力くださるということで名乗りを上げてくださった事業者のみなさんとの協議を行いました。 今後も、ワーキング、プロジェクト、事業者調整会議を重ね、システムの来年度スタートに向けて準備を進めたいと思います。 障がい別会議リレーずいそう 廿日市市難病患者こども会の藤野です。 廿日市市串戸で『RED ONION BARBER&SHOP』(レッドオニオンバーバーアンドショップ)という理容院を経営しています。 現在8歳の娘は、『ファンコニー貧血』という骨髄で血液がきちんと作られない病気で骨髄移植が必要です。国内にも患者が少なく、同じ病気を持つ方や家族と交流ができず、情報もない。そんなときに、同じように難病のお子さんがおられる星野さんと出会いました。 同じ病気を持つ方に出会えないけれど何か支援できる方法があるのではと、廿日市市に居住されている難病を持つこども達とその家族を支援するための活動を行う『廿日市市難病患者こども会』を平成29年5月5日に発足致しました。 代表の星野さんを中心に、難病がゆえなかなか同じ病気を持つ方に出会えない、相談できる場所がないなどの悩みを少しでも解消できればと活動を始めました。 また、気軽に足を運べる交流の場になればと店舗を交流スペースとしても活用していただくことを決めました。病気の枠を越えて、さまざまのことをお話ししたり相談したりできる場を目指しています。 理容院としてもたくさんの方に気軽に利用してもらいたいので、様々なご要望にもお応えできるよう努めています。障害のある方もできる限りお手伝いしますので気兼ねなくお電話ください。 (予約優先となっておりますのでまずはお電話ください。Tel 0829‐78‐0488)   事業所リレーずいそう はつかいち福祉ねっと通信をごらんの皆様、こんにちは。 この度、リレーバトンを頂きました、サンキ・ウエルビィ介護センター廿日市のセンター長をしております尾川美幸と申します。 サンキ・ウエルビィは中国地方を中心に展開しており、近隣では、西区、佐伯区にも事業所を持つ企業です。 当事業所は、廿日市市役所前にあり、訪問介護サービスの他に、居宅介護支援事業所・小規模多機能センター・訪問歯科サービスも併設されています。 訪問介護サービスでは、介護保険サービス、障がい者自立支援を行っております。障がい者自立支援では、居宅介護・重度訪問介護・同行援護・移動支援を提供しており、他事業所とも連携を取りながら利用者さまのニーズに添える様、サービスを行っております。 また、お一人の方に一日複数回訪問し、心身機能の回復と安心生活の場の確保を両立できるよう支援しております。 利用者さま、ご家族が望まれる在宅生活を送ることが出来ますよう、その声を聞き、心を受け止め寄り添うお客様本位の介護サービスを行っていきます。今後とも、サンキ・ウエルビィ介護センター廿日市をよろしくお願いします。