“障害者週間”ワーキング  12月3日(土)にゆめタウン廿日市にて“障害者週間”啓発イベントを開催しました。今回は、より多くの方にご来場いただきたいという思いから週末の開催としました。また、廿日市市障害者相談員協議会さんが行う“障害者週間”の啓発活動と合同開催ということで、多くの方と一緒に取り組むこともできました。  3階の紀伊國屋書店前では事業所の製品販売、手話の体験教室を行い、2階の市民ホールでは事業所紹介のパネル展示、製品や作品の展示、障害者権利条約の絵本のスライド上映、バルーンアート、喫茶コーナーを行いました。  手話の体験をされた方や市民ホールに来られた方に(株)藤い屋さんとカルビー(株)さんからの協賛品をお渡しすると、大変喜ばれていました。  今回は2回目の開催という事で、イベントの開催日時や時間帯なども工夫し、当事者団体や事業所、ボランティアの皆さんの協力で多くの方にご来場いただけるイベントとなりました。また、来年度の”障害者週間”啓発イベントをより多くの人に知っていただけるような取り組みを企画していきたいと思います。 【来場された方のアンケートの一部を紹介】 ・作品展示を見て1人1人が一生懸命作った作品とてもよかったです。 ・初めて手話を教えてもらい自己紹介できてうれしかったです。3歳の娘も手話で“ありがとう”を教えてもらってできました。ありがとうございました。 ・施設それぞれの個性を見ることができとても感動しました。 計画推進会議  1月26日(木)に、部会代表者と障がい別会議の方たちと一緒に第3次廿日市市障がい者計画・第4期廿日市市障がい福祉計画のPDCAサイクルでの見直しのための計画推進会議を行いました。  各障がい別会議からは、新たな地域課題や部会の中で検討したことを報告してもらい、それぞれの取り組みの状況などについて情報共有を行いました。  市からは第3次廿日市市障がい者計画の進捗状況や主だった取り組みに関する説明後、第4期廿日市市障がい福祉計画については、平成27年度までのサービス利用の見込み量に対する実績値の【点検・評価】の説明がありました。  その中では、平成28年度から新たに始まった入院時コミュニケーション事業や、今後の医療型児童発達支援に関する見通しなどに関する情報提供がありました。  2年目となる市と福祉ねっとでの計画PDCAですが、今後も、多くの人たちと課題や取り組んでいることを共有しながら進めていく“はつかいち”スタイルで取り組んでいけたらと思います。 ※当日配布した計画関係の資料については、一部修正をした後、きらりあに置く予定です。 身体障がい部会  定期的に部会を開催し、第3次廿日市市障がい計画・第4期廿日市市障がい福祉計画、“障害者週間”啓発イベントなどについて話し合いを重ねました。”障害者週間”啓発イベントでは、手話教室を3階フロアースペースで行い、多くの人に手話を体験していただきました。  新設される大野東市民センターに対する意見聴取のため、12月26日(月)の部会に、市役所の担当課、建物の設計を担当している事業所の方々が参加されました。新しい施設について説明を伺ったのち、意見交換を行いました。多目的トイレの設備、点字ブロック、手すりの設置、電光掲示板の設置などについて確認等を行いました。ここ数年、市内の施設整備の際は、障がいのある当事者の意見の確認のため、市担当課の方が、身体障がい部会に参加をしてくださっています。「ひとりひとりが笑顔で暮らせるまちはつかいち(第3次廿日市障がい者計画基本目標)」に向かう一歩として、とてもうれしく思っています。 知的障がい部会  第3次廿日市市障がい計画・第4期廿日市市障がい福祉計画について進捗状況や部会として取り組みたいことなどを確認しました。  12月の部会では事業所、家族に分かれてグループワークを行いました。事業所は「緊急時のマニュアルについて」、家族は「家族会の活動について」というテーマで、情報共有や意見交換ができ、良い学びと交流の機会になりました。  当事者のみなさんから地域生活支援拠点に関する想いを聞くため、1月21日(土)一般就労をされている方にインタビューを行いました。「今は困っていないが、親亡き後が心配」「将来グループホームでの生活も考えたい」などの想いを聞かせていただきました。今後も当事者のみなさんから意見や想いを聞く機会をつくっていきたいと思います。 精神障がい部会  12月1日(木)に部会を開催し、当事者のみなさんから地域生活支援拠点に関する意見を聞くためのグループワークを行いました。約40人が参加し、「これまでで困ったことはどんなことですか?」「ひとり暮らしを考えた時に何が不安ですか?」などのテーマでディスカッションし、みなさんそれぞれの想いを話し合われていました。「作業所が休みの日や市役所などが閉まる17時以降に相談できる場所が減ってしまい不安に思う」という声などがありました。 こども部会  「18歳未満の児童が使える一覧がほしい」という声を受けて、昨年度から話し合いを重ねてきた「“障害福祉サービス”等のべんり帖〜こどもバージョン〜」が完成し、配布を開始しました。今後、配布対象者の検討や定期的な改訂も行っていく予定です。  11月の部会では、第3次廿日市市障がい者計画・第4期廿日市市障がい福祉計画について進捗状況や新たな課題等の確認を行いました。  そして、1月23日(月)にきょうだい支援の会SIBLINGSさんと共催で、映画「ちづる」上映&茶話会を開催しました。きょうだいの視点で撮影された「ちづる」には、親とは違う、きょうだいが抱きやすい葛藤や不安等が伝わってくる場面もあり、障がいのある本人や保護者の支援だけではなく、きょうだいへの支援の大切さを改めて感じました。茶話会では映画を通して感じたことや障がいのある人の将来に関すること等について話し、あっという間に時間が過ぎました。 福祉就労ワーキング  福祉就労ワーキングでは、事業所製品をより多くの方に購入していただけるようカタログ作成に取り組んでいます。11月には、ゆめタウンのイベントで使われる景品として事業所製品を取り扱っていただきたいということで、カタログと事業所製品のサンプルを持って支配人さんを訪ねました。  カタログやサンプルなどを丁寧に見てくださった支配人さんからは、「12月に行う”障害者週間”啓発イベントに合わせて購入するので、イベントの告知や周知などに利用してはどうだろうか」と提案いただきました。購入していただいアクセサリーなどの製品については、ゆめタウンが行っているイベントの景品として使っていただき、クッキーの詰め合わせは”障害者週間”啓発イベントの当日に来店された200人の方に配布させてもらいました。それに同封していた”障害者週間”啓発イベントのチラシと事業所のPRを見て、後日「おいしかったので、また買いに来ました」と事業所に来てくださった方もおられ、とてもうれしく思いました。 特別支援学校進路ワーキング  12月1日(木)に今年度3回目のワーキングを開催し、廿日市特別支援学校高等部3年生の進路状況や今後の流れ、課題等を共有することができました。年度末に4回目のワーキングを開催予定です。ワーキングで情報共有できることで、各関係機関との調整もスムーズにできています。 発達支援部会  12月13日(火)に第1回「障がい児支援関係事業所連絡会」を開催しました。児童発達支援センター、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所、障害児相談支援事業所の職員を対象とした初の連絡会で、19事業所26人(+発達支援部会8人)のみなさんに参加していただきました。  行政報告では、障害福祉課から障害児通所支援事業の利用に関する留意事項等の説明がありました。  特別支援教育士の橘恵さんを講師にお招きした研修では、「将来を見据えた放課後・長期休暇の支援について」というテーマで、放課後等デイサービスの基本的役割やサービス提供に当たっての基本的姿勢、基本的活動等について、事例を交えながら分かりやすくお話しいただきました。また、2事例の支援内容について話し合うグループワークでは、一人ひとりの発達状況(発達特性、指数等)に応じた支援の大切さを改めて感じました。今後、連絡会を定期的に開催し、学習や情報交換等を行っていきたいと思います。 訪問介護事業所連絡会  12月12日(月)に、研修会「障害児を持つ保護者の気持ちを理解するために」(講師:竹内吉和先生(竹内発達支援Co.))を開催しました。今回は、市障害福祉課、精神障がい部会と合同企画で、市民の方を含め180名を超える多くの方に聴講いただきました。  連絡会メンバーも今回の研修で学んだことを日々の支援に活かしていきたいと思います。 余暇活動支援ワーキング  1月21日(土)に、サンチェリーにて第3回のカローリング交流会を開催しました。当初は20チームの参加予定でしたが、前日の大雪の影響で4チームの参加が難しくなり、当日は16チームの参加となりました。  みなさんが的の中央にめがけてジェットローラーを投げ、その姿に多くの声援が送られ、試合はとても盛り上がりました。  4チームの総当たり戦で各レーンの優勝チームを決めるという事もあり、熱戦が繰り広げられる楽しいカローリング交流会となりました。  また、昨年度に引き続き協賛していただいた(株)やまだ屋さんとカルビー(株)さん、運営などに協力いただいたスポーツ推進委員さん、そしてボランティアさんには感謝申し上げます。 地域生活支援システムプロジェクト  9月から始動した“地域生活支援システムプロジェクト”は、「障がいのある方が、地域で安心して暮らし続けることができる仕組みづくり」を検討するプロジェクトです。今年度中に「廿日市市には、こういった“仕組み”が必要」という青写真を作るべく、月1回ペースで協議検討を重ねています。  3月9日(木)には、広島県との共催という形で、平成27年度地域生活支援拠点等整備推進モデル事業(厚生労働省)に取り組まれた「社会福祉法人シンフォニー 村上さん(大分市)」、「社会福祉法人南風荘 勝山さん(宇部市)」をお招きした研修会を開催する予定です。みなさん、ぜひご参加ください。 相談支援部会  定例会では、毎回テーマを決めて学習・グループワークを行なっています。1月、2月は、「知っているようで知らない身近な関係機関について知りたい」という声をもとに、「はつかいち生活支援センター」「廿日市市子育て支援課」の職員さんから、業務や役割について大変わかりやすく説明していただきました。相談支援には関係機関との連携が不可欠です。機能や役割を知った上で、よりよい支援をめざしたいと思います。 権利擁護部会  1月18日(水)、特定非営利活動法人地域の絆 代表理事中島康晴さんを講師にお招きし、研修会「障害のある人の権利擁護と虐待対応について」を開催しました。廿日市市内の事業所スタッフや相談支援専門員、市職員など約50名が、権利擁護と虐待対応について学び、不適切なケアが虐待につながることや、虐待を防止するには組織の見直しや職員間でのコミュニケーションが大切ということ等を再確認しました。 事業所リレーずいそう  この度、放課後等デイサービス『つなぐ』の中野様よりリレーバトンをお預かりさせていただきました。私、『こどもひろば うぃず』の責任者をしております浅野広幸(あさのひろゆき)と申します。僭越ながらこの度のずいそうを担当させていただくことになりましたので乱筆ではございますが簡単に弊社施設紹介をさせていただきたく存じます。  地域の皆さまに支えられ、『こどもひろば うぃず』は平成26年1月に1つ目の放課後等デイサービス施設を上平良に開所させていただき、現在、廿日市市内に3つ(上平良・深江・佐方)の施設を運営させていただいております。また、そのつながりで医療関係者ともご縁があり、『訪問看護ステーション』も佐伯区に設立させていただきました。そして、この4月より、新年度生の受け入れが3つの施設では難しいため、もう1つ放課後等デイサービス施設を設立する予定で現在動いております。気付けば在籍児童も100名を超え本当に嬉しい限りです。それとともにより気を引き締めて運営していかねばならないと身が引き締まる思いでもあります。  私は10年以上の教職経験の中で1000人を超える子どもたち、そしてその保護者様と接して参りました。その中で【発達障がい】という言葉をたくさん耳にしました…。  健常児の保護者様でも子育てや教育にはたくさんのお悩みをお持ちですが、『障がいをお持ちのお子さまや保護者様はよりお困りではないだろうか…?』そう考え始めたことが、放課後等デイサービス施設『こどもひろば うぃず』の始まりです。  私がたくさんの子どもたちと接する中で一番学ばせていただいたことは、十人十色という言葉です。まさにその通りで、100人の子どもがいれば、それぞれ100の性格があると感じております。もちろん似たような子はいます。ただ全く同じではないという意味です。またそれに伴いまして、100人の子どもがいれば100通りの接し方があると考えております。  『こどもひろば うぃず』ではその子どもたち一人ひとりの個性や性格をしっかりと把握し、得意なことはどんどん伸ばし、自信をつけてもらいます。そしてしっかりと自尊心が育まれてから、自立に必要な社会性であったり、お勉強や運動などといった、それぞれが苦手としていることにも取り組んでいくことが出来る環境を提供しております。  自尊心は、前向きな行動や言動の大切なエネルギーになります。  逆に言えば自尊心が育まれないと、周りを気にする(社会性)余裕は生まれません。  しっかりと自尊心を育み、自分自身を信じることが出来るようになれば、子どもたちは自然に普段なら取り組まないような嫌なことにも少しずつチャレンジしてみようかなという気持ちが生まれます。そこで、結果よりもチャレンジしようとしたことをしっかりと褒め、認めることで「頑張ることは素晴らしいことなんだ。」「失敗しても大丈夫なんだ。」と着々と前向きな考えを持つようになります。そうすると少しずつ苦手だったことが減っていき、気が付いた時には自立した大人への階段を自分一人で登っていける強い子になっていくと考えております。  『こどもひろば うぃず』ではそういった療育を行っております。  これからも安心安全を第一に、皆さまのお役に立つことが出来る施設を目指して日々精進して参りますので、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。