令和元年度 第8回 きらっと光る人生を考える研究大会 テーマ 「自分の住みたいところで、きらっと光る人生を送る」  人は皆、その人が望む地域で、「人としての尊厳のある、きらっと光る人生」をおくりたいと願うものである。しかしながら、その人に障害がある場合、そこに何らかの福祉的支援が必要となり、「公的制度」や「地域での支え」による支援が選択されることになる。  この場合、それぞれの地域において有効かつ選びたい社会資源が十分にそろっており、その組み合わせ利用の結果、「利用者満足」が得られることが重要である。  本研究大会は、平成 24 年度から「付帯決議の“小規模入所施設”とは、国はいったい何を考えているのか?」からスタートし、会を重ねて具体的な議論をしながら厚生労働省及び国会議員に対して、毎年、提言をし続けてきた。  その結果、平成 27 年度には「地域生活支援拠点等整備推進モデル事業」が公募され、全国で 9か所の地域で協議会を設置し取り組まれた内容が発表された。本研究大会ではそれらの内容を参考にしながら、全国のそれぞれの地域での地域生活支援拠点等事業(障害者の重度化・高齢化や親亡き後を見据え、障害者の生活を地域で支える事業)について議論し、更には条件整備のための課題を拾い出し、それぞれの地域で考える時の参考になるようにと整理をしてきた。  しかし、第 4 期障害福祉計画(平成 27 年度〜29 年度)で本拠点等事業の整備計画の申請が極めて少なく、次の第 5 期障害福祉計画(平成 30 年度〜令和 2 年度)へ持ち越されることになった。必要な資源なのに足踏みするのは何が問題なのか。 現時点において、考えられる課題として次のようなものがあげられる。 1)地域行政は、ロードマップは示したが「地域の問題として共有化」が進んでいない。 2)ほとんどの地域が面的整備型を描き法人間の連携を考えたが、法人間の連携の仕方が見えないし、進んでいない。 3)緊急ショートステイの動きと相談支援事業の充実が見えない。 4)支援が多く必要な人(自閉症、発達障害者など)を対応する職員の確保ができてない。 5)「我が事・丸ごと・地域共生社会」の取組みと協働作業が必要だが、進んでいない。 これらのことを考えた時 6)各法人(事業所)で、地域での「多様な暮らし」を工夫して作り上げ、さらに、それを支える必要な支援を作りだす必要があるのではないか。   障害のあるすべての人が「きらっと光る人生」を送るためには、制度化されているものだけではなく、「必要とされるもの」を明らかにして解決していかなければならない。  この研究大会では、障害のあるすべての人が「自分の住みたいところで、幸せな人生」を送るに当たり、それぞれの地域に応じた「地域全体で支援する協力体制」を構築するため、これまでの慣習にとらわれない発想と叡智を結集し解決していく方向性を示し、法施行後の見直しに対して提言することを目的としたい。 主催 広島県手をつなぐ育成会 広島県知的障害者福祉協会 共催 広島市 日時 令和2年1月18日(土)10:00〜16:10 場所 広島市総合福祉センター(BIG FRONT ひろしま 5 階 ホール)    〒732-0822 広島市南区松原町5−1 TEL 082−264−6400     参加費 3,000 円(資料代)、     ただし、知的・発達に障害のある人の参加は無料です。     ※【昼食について】     ・会場で飲食可能です。会場周辺に食堂やレストランが多数あります。     ・当日、受付けでお弁当の注文を賜ります。 参加者 知的・発達に障害のある人とその家族・親の会の会員や関係障害者・福祉サービス事業所・学校・作業所、関係行政機関、雇用関係事業所、民生委員児童委員及びボランティアなど福祉に関心のある人たち     ※【知的・発達に障害のある人・支援者へのお願い】 研究会では、プログラムの中で福祉に関する法律のことばなど、難しいことばが出てきます。知的・発達に障害のある人には、その都度、ことばの説明など、個別の支援が必要な場合もあります。状況に応じて、支援者との参加をご検討ください。 申込〆切 令和元年12月27日(金) 日程 受付 9:30〜10:00 開会行事 10:00〜10:10 基調提案 10:10〜11:10 休憩 11:10〜11:20 行政説明 11:20〜12:00 昼食 12:00〜12:50 実践報告 12:50〜13:50 休憩 13:50〜14:00 シンポジウム 14:00〜16:00 閉会行事 16:00〜16:10 内容 基調提案(10:10〜11:10)(質疑なし) テーマ:「法人連携による地域生活支援を模索する」 基調提案者 社会福祉法人柏学園 理事長 米川晃(広島県知的障害者福祉協会 会長) 行政説明(11:20〜12:00)(質疑なし) テーマ: 「障害者の高齢化・重度化・親亡き後の生活場の確保と今後の方向」 講師 厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 障害福祉課長 源河真規子 実践報告(12:50〜13:50)(質疑なし) テーマ: 「親亡きあと、残された子への生活支援をとおして」 講師 社会福祉法人みどりの町 障害者相談支援センター タクト(三原市本郷町)    相談支援専門員 浅井菜美 シンポジウム(14:00〜16:00)(申込いただいた方から事前に質問を受けます) テーマ: 「地域でひかり輝く人生を送るために」 〜地域で安心して安全に暮らし続けられる支援について考える〜 コーディネーター 米川(よねかわ) 晃(てらし)(広島県知的障害者福祉協会 会長) シンポジスト   源河(げんか) 真(ま)規子(きこ)(厚生労働省 障害福祉課長)          衛藤(えとう) 晟一(せいいち) (参議院議員 自民党 内閣府特命担当大臣)          山本(やまもと) 博司(ひろし) (参議院議員 公明党 障がい者福祉委員会事務局長)          金子(かねこ) 麻由美(まゆみ)(広島県手をつなぐ育成会会長)          浅井(あさい) 菜(な)美(み) (障害者相談支援センター タクト 相談支援専門員) 申し込み  (1)申込先 広島県手をつなぐ育成会  FAX (082) 537-1778  (2)締め切り 令和元年12月27日(金)  (3)申し込みの方法   @所定の申込票を FAX でお送りください。   A受付確認票を FAX にてお送りいたします。   B参加費(3,000 円)を下記口座にお振込みください。(本人参加は無料) (振込先預金口座名義) 金 融 機 関 ゆうちょ銀行 口座記号番号 01300-9-27521 加 入 者 名 一般社団法人 広島県手をつなぐ育成会                 ※振込手数料は各自でご負担ください。