首相官邸 厚生労働省 令和3年6月 新型コロナワクチンについて 皆さまに知ってほしいこと ワクチンに関する情報を、正確に、わかりやすくお伝えします。 新型コロナワクチンは、高い効果が認められています。 あなたが接種する新型コロナワクチンは、2回の接種によって、約95%の有効性で、発熱やせきなどの症状が出ること(発症)を防ぐ効果が認められています。 (インフルエンザワクチンの有効性は約40〜60%) 高血圧、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方でも高い発症予防効果が認められています。 新型コロナワクチンは、あなたご自身のためだけではなく、医療機関の負担を減らすための重要な手段にもなります。 新型コロナウイルスは、まだまだ未知のことがあります。令和3年4月末までに、約59万人が新型コロナウイルス感染症と診断されており、1万人以上の方が亡くなっています(集中治療を要したり死亡する割合は、約1.6%(50歳代以下で0.3%、60代以上で8.5%))。こうした中で、多くの方に接種を受けていただくことにより、重症者や死亡者を減らし、医療機関の負担を減らすことが期待されます。 ワクチン接種によるメリットが、副反応のリスクより大きいため、接種をお勧めしています。 接種後には、体がワクチンに反応して、接種部位の痛みなどの局所反応や、発熱、頭痛などの全身性の反応が生じる可能性があります。これらの反応は、1回目より2回目の方が多く、年齢が上がるにつれて頻度が低くなるようです。接種は体調が悪くないときに受け、接種後はゆっくり過ごすようにしましょう。 アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応を起こしたことがある方は、通常より長く(30分間)経過を見て、万が一アナフィラキシーが起きても医療従事者が必要な対応を行っています。 これまでのところ安全性への重大な懸念は生じておらず、接種のメリットが、副反応のデメリットを上回っているため、接種をお勧めしています。 継続的に安全性を確認し、安全性に関する情報を提供していきます。 新型コロナワクチンの承認に際しては、数万人規模の比較試験(臨床試験)等で、接種後に重大な副反応がないことを確認しています。承認後も継続的に安全性を確認するため、アナフィラキシーや医師が予防接種との関連を疑う重篤な症状が発生した場合は、法に基づき報告を受け、専門家が評価します。こうした報告の中には、ワクチン接種後の持病悪化、死亡のように、ワクチンとの因果関係が直ちに評価できない事例も含まれますが、幅広く収集し、評価を行うこととしています。 新型コロナワクチンは、全額公費(無料)で受けられます。 外国人も含め、接種の対象となるすべての国民が、全額公費(無料)で受けられます。 受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない方に差別的な扱いをしないようにしましょう。 速やかな接種に政府を挙げて取り組みます。 6月末までに高齢者の2回分の量を自治体に供給し、7月末を念頭に希望する高齢者が2回の接種を終えられるよう、政府を挙げて取り組んでまいります。高齢者の接種の見通しがついた市区町村から、基礎疾患をお持ちの方を含めて、広く一般の方々にも接種を開始します。 厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター 0120-761770 (電話番号をお掛け間違いにご注意ください。) 受付時間 9時から21時(土曜日、日曜日、祝日も実施) 掲載の内容は、今後見直される場合があります。