2022.5.27 はつかいち福祉ねっと通信 No.55 発行 はつかいち福祉ねっと事務局(廿日市市障がい福祉相談センターきらりあ) 連絡先 TEL(0829)20-0224/FAX(0829)20-0225/E-mail fukushi-soudancenter@h-kiraria.net ホームページ http://h-kiraria.net/wordpress/ はつかいち福祉ねっと活動報告 福祉就労ワーキング まちの駅ADOA(アドア)大野に8事業所が出展しました 4月15日(金曜日)に大野支所前に、大野地域のにぎわい創出に向けた拠点施設「まちの駅ADOA(アドア)大野」がオープンしました。フードコートや、地産品を扱うマーケット、交流スペースなどがあり、今後たくさんの方が利用すると予想されます。 はつかいち福祉ねっと福祉就労ワーキングでは、今年に入り大野町商工会とお話をさせていただき、マーケットの中に廿日市市内の障害福祉サービス事業所が出展できる棚を1つ用意してもらいました。 オープンに合わせて各事業所が製品を用意し、現在8事業所(アダージョ、Hanaと花舎、あいあい作業所、広島ひかり園、あおぞら、大野ふれあい生活介護、なずな、リバティーはつかいち)が製品を置いています。たくさんの方に見ていただき、買っていただけるように置き方も各自で工夫しています。 店長さんにお話をお伺いしたところ、「徐々に色々なイベントを企画していくので、買い物だけでなく地域の交流の場として活用してもらいたい」とのこと。今後は、福祉就労ワーキングでも、まちの駅で行われるイベント等に参加したり、対面での販売もできたらと 考えています。 全体会 2月24日(木)に令和3年度第2回目の全体会を開催しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から急きょ、現地での参加は後日視聴に変更し、当日はオンラインのみでの開催としました。後日視聴も合わせ、89人の方にご参加いただきました。 取組報告(ピックアップ部会)コーナーでは、「こども部会」と「福祉就労ワーキング」の報告を行いました。 研修では、「ウィズコロナと障害児者の暮らし」と題して、又村あおいさん(全国手をつなぐ育成会連合会常務理事兼事務局長)に東京からオンラインでご講演いただきました。新型コロナウイルス感染症が流行し、障がいのある人の暮らしはどのように変わっていったのか、海外の状況等も含めて、分かりやすく説明していただきました。コロナ禍でも活動していくための工夫も話してくださり、多くのことを学べた研修でした。 参加された方からは「コロナ禍であり必要な情報もあり、また再認識できる内容もあり、とても良かった」等の感想が寄せられ、たいへん好評でした。 コロナ禍で開催方法が定まりませんが、さらに充実した全体会になるよう、今後も部会代表者・副部会代表者のみなさんと検討をしていきたいと思います。 計画推進会議 3月24日(木)に令和3年度第2回目の会議を開催し、第1回目以降に各障がい別会議で協議した内容(新たな地域課題、取組の提案等)や、障がい福祉に関する令和4年度の市の予算を共有し、意見交換を行いました。 各障がい別会議の構成メンバーや課題別会議も含めた部会代表者・副部会代表者が一同に会する機会は限られていますが、様々な課題(障がい者虐待・差別、災害時の避難、新型コロナウイルス感染時の療養等)に関し、みんなで共有したり、意見交換を行なったりする良い機会になりました。 この会議で上がった意見等を踏まえ、はつかいち福祉ねっと全体や各障がい別会議・課題別会議の今後の取組を検討していきたいと考えています。 障がい別会議 知的障がい部会 新型コロナウイルス感染症の影響等で昨年12月から部会を開催できていませんでしたが、3月から再開させました。 3月の部会では、計画推進会議に向け、第3次廿日市市障がい者計画の検証や新たな地域課題の抽出等を行い、4月・5月の部会では、令和3年度までの取組状況等を踏まえ、今年度の取組計画を検討しました。 横のつながりを大切に考え、部会メンバーが所属する家族団体・事業所やメンバー自身の近況も共有しながら、取組を進めています。 精神障がい部会 昨年度も精神保健福祉講座(市主催)が開催され、精神障がい部会からも参加しました。コロナ禍の影響により、オンラインのみでの参加となりました。2回シリーズで開催され、第1回目は「『うつ』への基本的理解と支援」をテーマに、2月15日(火)に行われ、廿日市野村病院の野村陽平先生(医師)のお話を聞きました。第2回目は「『統合失調症』の基本的理解と支援」をテーマに、2月24日(木)に行われ、草津病院の矢田博己先生(医師)のお話を聞きました。 どちらも基礎的なことを中心としながら、最新の情報を織り交ぜた講演内容となっており、とても分かりやすかったです。今後も、部会の皆さんと一緒に研修に参加し勉強していければと考えています。 課題別会議 特別支援学校進路ワーキング 3月24日(木)に令和3年度第4回目のワーキングを開催し、1年間の振り返りや廿日市特別支援学校卒業生の進路の共有、情報交換等を行いました。 新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらの学生生活は大変なことも多かったことと思いますが、卒業生一人ひとりが次のライフステージへ進むことができています。 今年度も年4回のワーキングにおいて先も見据えた課題共有や協議を行い、廿日市特別支援学校及び市外特別支援学校に通う廿日市市在住の生徒さんのスムーズな進路調整につなげたいと考えています。 発達支援部会 3月25日(金)に部会を開催し、11月・12月に開催した「心をつなぐサポートファイルひろしま結愛(ゆい)」活用に関する関係者学習会及び調整会議の振り返りと、福祉と教育の連携を進めるための発達障がいハンドブック・障がい児支援関係事業所連絡会の内容検討等を行いました。 発達障がいハンドブックは、発達障がいのある子どもがいる保護者、保育、医療、教育、福祉等の様々な関係者と共有できるよう、今年度中の完成を目指し、作成を進めています。 「心をつなぐサポートファイルひろしま結愛(ゆい)」(※)については、市内での活用を進めていくため、今年度も活用のための調整や普及・啓発に取り組んでいきたいと考えています。 ※障がいのある本人の成育歴、相談歴、医療情報、福祉情報、乳幼児期・学齢期・青年成人期のそれぞれの時期の生活状況などを保護者や支援者が記入するものです。ライフステージごとに本人に関わる関係機関や支援者が変わっても、このファイルを見てもらうことで本人のことを知ってもらうことができます。別冊として、親の高齢化・親亡き後のためのファイル「エンディングノート 親心の記録」もあります。 余暇活動支援ワーキング コロナ禍になり、余暇活動支援ワーキングの活動がストップしていましたが、行動制限が多く、ストレスをうまく発散することが難しい障がいのある人たちが楽しむことができるような取組を何かできないかと考え、3月17日(木)に久しぶりのワーキングを開催することとなりました。 コロナ禍での障がいのある人たちの余暇に関する現状等を共有し、企画内容を検討しました。 しばらくは、以前のような大人数が集まるような企画を行うことは難しいと思われますが、今年度は分散するなどし、感染対策を行いながら、余暇の企画を行いたいと考えています。 防災プロジェクト 3月14日(月)にプロジェクトを開催し、災害時における障がいのある人の避難支援に関する、それぞれの部署での取組について、進捗状況の確認と意見交換を行いました。 コロナ禍で、それぞれ活動を縮小せざるをえない状況もありましたが、福祉避難所の開設訓練や小中学校での防災教育など行政の取組や、自主防災組織による避難の呼びかけ体制づくりなどの地域の取組等について、情報共有することができました。 また、令和4年度の取組についても意見交換し、学習会の開催や障がいのある人の個別避難支援計画作成に向けて、関係者で話し合いながら進めていくことを確認しました。梅雨や台風シーズンに備えるため、今年度も事業所対象の会議を開催し、防災に関する市の体制等についても広くお知らせしていきたいと考えています。 地域生活支援システムプロジェクト 3月7日(月)に約2年ぶりとなるプロジェクトを開催し、12月に開催した参加事業者調整会議(地域生活支援システムへの協力事業者が集まる会議)の報告、廿日市市地域生活支援システム緊急時受入等事業の進捗の共有、今後の取組に対する意見交換等を行いました。 「各市町村において、障がい者の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、居住支援のための機能を、地域の事情に応じた創意工夫により整備し、障がい者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築する」という地域生活支援拠点等(※)の目的を改めて確認し、今後のプロジェクトの方向性を考える機会となりました。 これまでに障がいのある人の保護者に何かあった場合等の緊急時の取組として、廿日市市地域生活支援システム緊急時受入等事業のスタート等に取り組んできましたが、今年度もプロジェクトや参加事業者調整会議、もしくはプロジェクトと参加事業者調整会議の合同会議を開催し、廿日市市全体での支援体制の充実に向けた協議、取組を行いたいと考えています。 ※廿日市市では、国が示す「地域生活支援拠点等」を「地域生活支援システム」という名称にしています。 権利擁護ワーキング 3月9日(水)に、権利擁護ワーキング研修会を開催しました。社会福祉法人大乗福祉会理事長森木聡人さんにオンラインで講義をいただき、「意思決定支援のきほんのん=vを開催しました。一昨年度からのき∞ほ≠ノ引き続き、意思決定支援についての研修、第3弾となりました。参加者は40名でした。研修後、「利用者の方の行動や発言だけを注目するのではなく、状況をよく見て考え、アセスメントする大切さを改めて感じた」「今日学んだことをしっかりと支援に反映させていけたらと思う」等の感想がありました。 また、権利擁護ワーキング・訪問介護事業所連絡会の合同主催で行う予定だった虐待防止研修については、感染拡大の影響もあり、2月中のライブでのオンライン研修は一旦中止としました。その後3月1日〜31日の間ではつかいち福祉ねっとのホームぺージ上にアップし、希望されるサービス提供事業所のみなさんへ配信をさせていただくことになりました。研修講師は、河口幸貴さん(河口社会福祉士事務所)にお願いしました。この度、市として虐待防止強化の推進、また受講された方からも動画配信の延長の希望があり、5月末頃より研修の配信延長を予定しています。 “発達障害啓発週間”ワーキング “発達障害啓発週間”イベントとして、4月1日(金)〜11日(月)に新宮中央公園にて「ライト it up ブルー広島 in 廿日市市」、4月6日(水)〜26日(火)に山崎本社みんなのあいプラザ、はつかいち美術ギャラリー、市民ホール(はつかいち図書館前)、はつかいち・みやじま情報センターにて「第3回はつかいち カラフル アート展〜“発達障害啓発週間”作品展〜」を開催しました。 作品展は、「はつかいち I(あい) アート展」から「はつかいち カラフル アート展」に名称変更してから初の開催でした。絵画や版画、写真、さをり織り作品、陶芸作品など、障がいのある人たちの作品約100点が並び、来館者からは「カラフルのタイトル通りのみなさんの個性豊かな色にあふれた作品がステキだった」 「ほんとうにすばらしい豊かな発想、のびのびとした表現の作品ばかりだった」「もっともっと障がいのある人たちとの触れあいの場が多くなればと思う(年1回、障がいのある人たちとの交流機会がある方より)」などの感想がアンケートに寄せられました。 コロナ禍で色々な人たちとの交流機会が減っている中、「対面での交流に変わるような取組ができると良い」という意見がワーキングで上がり、今回、初の試みとして、制作の様子を映したスライド投影や、写真、メッセージで出展者のことを知ってもらう取組を行いました。 「個性あふれる色とりどりの作品を観てもらいたい」という想いや「多様性を認め合うことのできる社会になるように」等の想いを込めて応募があった名称の中から選出した「はつかいち カラフル アート展」という新名称。発達障がいのある人たちへの理解を含め、より多くの人にタイトルに込めた想いを届けられるよう、今後も継続して取り組んでいきたいと考えています。 図書館展示(主催:はつかいち市民図書館) はつかいち市民図書館では、3月25日(金)から4月27日(水)まで、自閉症・発達障がいに関する書籍の展示が行われました。 期間中、延べ175冊の貸出がありました。 第3回 はつかいち カラフル アート展 〜“発達障害啓発週間”作品展〜 作品紹介 はつかいち福祉ねっとのホームページで、各会場の展示作品、展示の様子を紹介しています。 ぜひ、ご覧ください♪♪ http://h-kiraria.net/wordpress/?p=6227 事業所リレーずいそう bT5 フレンドホームゆうわ 住所〒738-0203 廿日市市友田386-1 電話0829-40-0002 FAX0829-40-0025 定員10名 短期入所1名 この度『さくら相談支援事業所』からバトンをいただいた『フレンドホームゆうわ』 の乙原です。 フレンドホームゆうわは、令和3年4月に日中支援型グループホームとしてサービスを開始しました。フレンドホームゆうわでは、入居者様の高齢化・重度化への対応や、 地域移行の促進および地域生活の継続等、地域生活支援の中核的な役割を担ってい ます。 その人らしい、入居者様が望む暮らしに向けたサービスを提供します。 次回の事業所リレーずいそう56は『あかつき』さんです。よろしくお願いいたします。