第4回目となる今回は、16人のプロジェクトメンバー参加のもと、第4回目の地域生活支援システムプロジェクトを開催しました。

■精神障がい部会
12月1日(木)に、精神障がいのあるご本人たちの「想い」を聞くための会を企画されました。
当日は、40人近い方たちが集まってくださり、グループに分かれて、色々な「想い」を出し合ったそうです。
「まとめ」を作成し、また、改めてご報告くださることになりました。

■平成28年度 第5回 きらっと光る人生を考える研究大会(12月10日(土))
まずは、参加した職員から「障害保健福祉施策の動向:厚生労働省 障害福祉課長 内山博幸さん」「障害者の高齢化・重度化・親亡き後の生活場:村上和子さん(社会福祉法人 シンフォニー 理事長)」の報告をさせていただきました。
その後、参加されたプロジェクトメンバーからも、研究大会に参加された感想などを発表してもらいました。
みなさん、口々に
・とてもわかりやすく、参考になることがたくさんあった。
・さらにイメージがしやすくなった。
・取り組みの進め方が、廿日市市と似ていると思った。
と感想を出されていました。
ぜひ、「村上さんに廿日市市入りいただき、みんなでその取り組みを共有したい」という思いが広がっている今日この頃です。

■「夜間・休日等における緊急時の受け入れ・対応アンケート」
ニーズ把握をするために、市内の事業所のみなさんにご協力をいただいている、アンケートです。
現在、回答いただいている79事業所は・・・
➀利用者の方に「夜間、休日等で緊急時の受け入れ・対応が必要」になった場合に、対応をされていますか?
対応している:30事業所
対応していない:20事業所
その他:29事業所
この「その他」は、「必ず対応するとは言えないが、連絡が入り、その時に可能であれば対応する」という状況で、概ね「対応している」と近い対応をされている事業所です。
➁平成27年12月~平成28年11月の間に、実際に「緊急時の受け入れ・対応」された件数がどのくらいありましたか?
夜間等に急な宿泊受け入れをした:2件
現地駆けつけ等の出動をした:27件
その他:267件
この「その他」は、緊急対応だが、本来業務の延長線上(夜間帯の支援だが通常サービスの一環、開所時間中に受け入れ調整、営業時間前後に受け入れ対応)というような内容です。
➀➁とも、各事業所が、利用者の方を支援しようとできる限りの協力をされているのだということが見て取れます。

■視察
1月12日(木)or2月2日(木)で宇部市(国のモデル事業実施)視察を調整…と検討しましたが、結果、「雪の季節を過ぎてからにしましょう」ということになりました。
友和の里さんが、車両提供くださるとのことなので、高速代・ガソリン代等を参加者で按分したいと思っています。

■グループワーク
恒例となったグループワーク。本日は、「大分市の取り組みを参考に、青写真案に対する意見交換を行う」というテーマでした。
前回のグループワークで登場した「スーパーきらりあ(=地域生活支援システムの中核を担えるように体制を強化したきらりあ)」構想を中心に話をされていました。
※きらりあ:廿日市市障がい福祉相談センター(きらりあ)。
市の委託を受け、市内の相談支援事業所の専門スタッフが集まって、あいプラザ3階で相談を受付している。はつかいち福祉ねっとの事務局も行っている。

「24時間稼働している既存の社会資源の活用も視野にいれてはどうか」

「色々な法人職員を配置する形で職員を増員し、スーパーきらりあの体制を強化すれば、その職員の力量アップにもつながり、本体施設に戻った時に、今まで以上に広い視野で取り組んでいくことのできる職員になるのではないか」

「色々な事業所とのつながりがあり、各種情報も持っているスーパーきらりあが、いざという時の司令塔になってくれるのが安心。」

(事務局:西村)